私は1981年にパキスタンのHaripurで7人兄弟の4番目に生まれました。 私は13年前から日本の古い医療機器がパキスタンや他の貧しい国の医療に役立つと思い株式会社フェアメディカルという会社を立ち上げました。 パキスタンをはじめ貧しい国々で病気に苦しむ人々や病院に行けない子供たちを一人でも多く救うことができる医療機器や日本の技術を貧しい国に輸出し、人々が健康で幸せな生活を送れるようにできればという思いがあったからです。 私の兄はパキスタンの医者ですがパキスタンで医療機器が不足していることを私に教えました。私はパキスタンの子供たちが病気で亡くなってしまわないようにするために私ができることは何かと模索し、その結果高い技術を持っている日本に渡ることが最善の方法だと気づき一人で日本にやってきました。

私は日本に来て私が想像していた以上に日本の医療機器の技術が素晴らしいことを実感しました。そしてこれらを海外に輸出することによってその国の人の役に立っているという嬉しい気持ちが私の原動力となり今まで仕事を続けることができています。 そしてその感謝の気持ちから他にも役に立てるものはないかと考え、パキスタンの美味しいマンゴーやデーツを日本に広めると、パキスタンのことをあまり知らない日本の人とパキスタンの産業の双方が良くなるのではないかと思って医療機器とは全く別の株式会社ジャパンコマースコーポレーションを作りました。 この会社はパキスタンと日本を結ぶ「架け橋」となることを目的としています。 パキスタンでの暮らしは気候がとても暑く雨が少ないのですが、市場に行くとパキスタンの太陽の下で育った野菜や果物が豊富にあり私たち家族は自然の恵みで生かされてきました。 パキスタンの暑い気候の中で健康に暮らすために、パキスタンに多く栽培されているマンゴーやデーツは大人や子供にとって不可欠の食べ物です。 マンゴーは、その甘さで朝の頭を目覚めさせ、その栄養で体の調子を保たせ、食物繊維で腸のはたらきを助けてくれています。 またデーツは暑さで体力が奪われる時も私たちの体を守ってくれて、小さな粒で体に力を与えてくれています。 暑い国パキスタンでは、日本のようなエアコンの効いた建物は多くありません。 自然の暑さに対抗できる果物や野菜は、暑い国の人々にとって欠かせない食料です。 そんな栄養がたくさん詰まったマンゴーやデーツを、サプリメントなどで健康を維持しようとしている日本人に勧めたくてこの事業を始めました。 パキスタンは世界有数の農業国であり、自給率100%の国です。 私は日本で生活をしながらパキスタンスタイルの生活をし続けることが健康の秘訣だと確信しています。 日本の皆さんにパキスタンの農産物のすばらしさをご紹介していけることはとても楽しみです。栄養が豊富で美味しいもの、自然の中の有機栽培、オーガニックの食材、ひとつひとつが手作りなど、機械化の生産では味わえないパキスタン農産物の魅力をぜひ好きになってください！

株式会社ジャパンコマースコーポレーション
代表取締役社長　カン・アサド・ナワズ