社長からのメッセージ

世界の数多くの国で医療機器が不足しています

フェアーメディカルは日本で処分される医療機器をリサイクルすることにより、 自然環境にやさしく、また発展途上国の医療への貢献をめざしております。

2001年に初めて日本に来ました。
当初は日本語を勉強しながら、英会話学校に勤務しておりました。
その頃は日本の技術やサービスの高さに驚き、目に入るすべてが衝撃的でしたが、 それと同時に、日本は物に溢れているという印象を受けました。
世界各地の発展途上国では、沢山の物資が不足しています。
その中でも深刻なのが、医療機器です。
医者として働いている家族を通してその現実を目にし、
自分に何が出来るかと考えたとき、中古医療機器を日本国内で手に入れ、 発展途上国にリサイクルすることを思いつきました。
今ではパキスタンを初め、インド、カンボジア、エジプト、
南アフリカなど数多くの国に、皆様から譲り受けた医療機器を格安で販売しています。

周りの方々の支援もあり、 2009年パキスタンにHMCハリプールメディカルセンターを設立しました。
そこで使用している全ての医療機器は、日本の医療機関から手に入れた中古品です。
病院を開業する前は、未熟児で生まれた赤ん坊が、保育器がない為に助からずに、
亡くなってしまう悲しい現実を数多く見てきましたが、
現在では病院に10機の保育器があるため、助かる命が増えました。
日本では、まだまだ使用できる医療機器でも、産業廃棄物として処分されるケースが多くあります。
そんな医療機器を、発展途上国へ輸出・販売することによって、医療格差を少しでもなくしていきたいと考えています。
医師がいても必要な医療機器がないことで、 診察や治療することが不可能な現実を変えたい、と強く願うとともに、日本の医療現場で不要になったものを、無駄にすることなく、大切に使い続けることが出来、喜ばしく思っています。
今後も販売国を増やし、日本の医療機関と発展途上国の大きな架け橋となるよう務めます。

日本の皆様、御協力ありがとうございます。